
有明パークビル周辺ガイド
情報更新: 2026/8/13
有明パークビルは、東京ビッグサイトの運営会社の前身が建設し、1999年6月に開業した複合ビルです。江東区有明3-7-11に位置し、ホテル棟は地上22階、事務棟は地上8階、延床面積は約7万㎡。核となる東京ベイ有明ワシントンホテル(全830室)は2026年に客室とロビーを大規模リニューアルしました。低層階には鮨や中華、居酒屋など十数店舗のレストラン街とコンビニが揃います。りんかい線国際展示場駅、ゆりかもめ有明駅からいずれも徒歩約2分。24時間営業の駐車場約250台を備えます。
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有明パークビルとは|ホテル・オフィス・レストラン街の全体像とアクセス・駐車場まで徹底解説
りんかい線「国際展示場」駅を出て東京ビッグサイトへ向かうとき、正面に見える大きくカーブした白いビル。それが有明パークビルです。オフィス、ホテル、レストラン街が一体になった複合ビルで、展示会やイベントで有明を訪れる人にとっては、宿泊・食事・待ち合わせのすべてを担う実質的な玄関口として機能しています。この記事では、これから訪れる方、宿泊を検討している方、オフィスや商談の場として使いたい方に向けて、最新の情報をもとに実務的なポイントまで踏み込んで解説します。
1. 有明パークビルの成り立ち
有明パークビルは、東京都江東区有明三丁目にある複合ビルです。建設したのは、東京都などが出資する第三セクターであった東京国際貿易センター。同社は2003年に社団法人東京国際見本市協会と統合し、現在の株式会社東京ビッグサイトとなりました。つまり、このビルは東京ビッグサイトの運営会社が自ら建てた施設であり、現在も東京ビッグサイトの「近隣施設」として公式に案内されています。
竣工は1999年5月、開業は同年6月29日。核となる施設「東京ベイ有明ワシントンホテル」と同時にスタートしました。ビッグサイトの東棟が整備され、臨海副都心のコンベンション機能が本格化していく時期に合わせて誕生した施設です。
建築としての設計思想
外観に特徴があります。首都高速湾岸線やゆりかもめの車窓からの視線を意識し、緩やかに、そして大きくカーブした形状に横方向のラインを強調したフォルムが採用されました。鮮烈な白色タイルをベースに、紫青色のラスタータイルによるストライプを配することで、時間帯によって肌合いが繊細に変化するよう造形されています。走行中の車や列車から見られることを前提にデザインされた建築、という点が興味深いところです。
動線設計も明快です。国際展示場駅から東京ビッグサイトへ向かう人の流れを重視し、その流れに面する側に透明なアトリウムをビルの主エントランスとして配置。一方、ホテルの主エントランスは、車がアプローチしやすいビッグサイト側に設けられています。歩行者と車で入口を分けるという判断が、開業から四半世紀を経た現在も動線の分かりやすさにつながっています。
構成としては、オフィス棟をひとつの棟に完結させ、ホテルと商業店舗を高層・低層に分けながらひとつの形態におさめました。低層の1〜3階に商業店舗、ホテルロビー、レストラン、宴会場が配置されています。
施設概要
項目 | 内容 |
|---|---|
所在地 | 東京都江東区有明3丁目7番11号 |
竣工 | 1999年5月 |
敷地面積 | 9,899平方メートル |
建築面積 | 7,712平方メートル |
延床面積 | 70,113平方メートル |
階数 | ホテル棟 地上22階・地下3階/事務棟 地上8階・地下3階 |
高さ | 約90メートル |
構造 | 鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
用途 | ホテル、店舗、事務所 |
駐車台数 | 約250台(車椅子用3台) |
問い合わせ先は有明パークビル防災センター(03-5564-5325)です。
2. 東京ベイ有明ワシントンホテル|2026年に大規模リニューアル
ビルの核となるのが、藤田観光が運営する東京ベイ有明ワシントンホテルです。1999年6月の開業以来、WHGホテルズの旗艦ホテルとして国内外の利用者を受け入れてきました。全830室という規模は、有明エリアでも屈指です。
最大の訴求点は立地です。東京ビッグサイトから徒歩約3分という距離は、展示会の出展者・来場者にとって決定的な価値を持ちます。朝一番の設営、会期中の荷物の出し入れ、夜の懇親会からの帰り。すべての場面で「歩いて数分」が効いてきます。
2025年から進む大規模改装
このホテルは現在、大きく生まれ変わっている最中です。
2025年6月から、「上質な心地よさ」をコンセプトに客室594室の改装工事が進められてきました。2026年6月末までに567室が完了し、残る27室も9月初旬までに完了する予定です。改装のテーマは施設名にちなんだ「有明(夜明けの月)」。利用者の声を反映し、USBポートの増設や調光システムの導入など、機能面が強化されています。
2026年7月15日には、リニューアルしたロビーがグランドオープンしました。「ゆらめく水と光に包まれる非日常体験型オアシス」をデザインコンセプトとし、あわせて宿泊者専用の「パッキング&ドレッシングルーム」が新設されています。チェックイン前やチェックアウト後に荷物の整理や着替えができる空間で、展示会やライブに参加する人の実際の困りごとに応えた設備といえます。大きなスーツケースを抱えたまま会場へ向かう、あるいは会場帰りの汗をかいた状態で電車に乗る、という状況を避けられます。
期間限定の企画も展開されています。ゆりかもめとのコラボレーション第2弾として、引退車両7000系・7200系の運転台を客室に設置した「ゆりかもめミニ博物館」ルームが登場しました。ゆりかもめの制服を着ての記念撮影体験も含まれ、対象は1室限定です。
宿泊者向けサービスとしては、東京ディズニーリゾートへの無料送迎バス、セルフチェックイン・チェックアウト機、1階のコンビニエンスストアなどが用意されています。駐車場は入庫から24時間(1泊)1,000円という設定です。
3. レストラン街と館内店舗
有明パークビルのもうひとつの顔が、低層階のレストラン街です。東京ビッグサイトの公式サイトでも「商談の場としてもご活用いただける多彩なレストラン街」と紹介されています。
和食
鮨 宇田川
和食ダイニング 田久井
旬・魚・食・彩 むら田
WASYOKU DINING がぜん
洋食・ファミリー向け
シーフードレストラン メヒコ
ココス
マクドナルド
中華・アジア
中国家庭料理 楽苑
まはらに
ロイヤルココナッツガーデン
居酒屋・バー
大衆酒場 有頂天
ジョージタウン
その他
デイリーヤマザキ(コンビニエンスストア)
ニック有明調剤薬局
ATM(セブン銀行)
湾岸画廊
有明エリアの飲食事情を知っている方ならわかるとおり、この構成の厚みは貴重です。鮨から大衆酒場、マクドナルドまでが同じ建物に揃っている場所は、有明では限られます。取引先との商談ランチ、チームの打ち上げ、ひとりでの手早い食事、そのすべてを1棟で完結できます。展示会後の懇親会場を探すとき、まずここを候補に入れる出展者が多いのは理にかなっています。
なお、営業時間は店舗によって異なり、東京ビッグサイトの公式サイトで「商業施設 営業時間一覧」のPDFが随時更新されています。会期に合わせて営業時間が変わることもあるため、大人数での利用や夜間の利用を予定している場合は、事前に最新版を確認しておくと確実です。
4. オフィスとしての有明パークビル
事務棟は地上8階・地下3階です。賃貸オフィスとしての最大の特徴は、基準階面積が約535坪と非常に大きい点にあります。有明エリアの他の大型ビルと比べても広く、ワンフロアでまとまった人員を収容したい企業や、フロアを複数区画に分けて使いたいケースに向いています。
立地面では、りんかい線「国際展示場」駅、ゆりかもめ「有明」駅の双方から徒歩数分。1999年6月築で新耐震基準を満たしています。
このビルをオフィスとして選ぶ意味は、単に賃料や広さだけではありません。同じ建物に830室のホテルと十数店舗の飲食店があるという点です。地方や海外から来客がある企業にとって、「宿泊も食事も同じ建物で完結する」という条件は、実務上かなり強い武器になります。展示会に定期的に出展する業種、あるいはビッグサイトでの商談機会が多い業種であれば、拠点としての合理性は高いといえます。
募集状況は時期によって変動するため、具体的な空室情報は仲介会社への問い合わせが必要です。
5. アクセス|有明で最も駅に近いクラス
有明パークビルのアクセスは、周辺の大型施設と比べても際立って良好です。
電車
りんかい線「国際展示場」駅:徒歩約2分
ゆりかもめ「有明」駅:徒歩約2分
大崎からりんかい線で約14分、新木場からなら約5分。ゆりかもめは新橋から約25分、豊洲からは約7分です。
バス・BRT
都営バス「東京ビッグサイト」下車:徒歩約3分
東16系統(東京駅八重洲口・豊洲駅前経由、約40分)
都05-2系統(東京駅丸の内南口・勝どき駅前経由、約40分)
門19系統(門前仲町・豊洲駅前経由、約35分)
東京BRT:新橋から幹線ルートで「国際展示場」下車(約17分)、徒歩約2分
JRバス関東:東京駅八重洲南口から国際展示場駅(約25分)ほか、関西方面からの高速バスも東京ビッグサイトに停車
水上バス
日の出桟橋から「有明客船ターミナル」まで約25分、下船後徒歩約5分。不定期運行のため、事前に運行状況の確認が必要です。
空港
羽田空港:リムジンバスで東京ビッグサイト下車(約25分)、徒歩約3分
成田空港:リムジンバスで有明パークビル(東京ベイ有明ワシントンホテル)まで直行(約80分)
成田からのリムジンバスがビルの前まで来る点は、海外からの来訪者を迎える立場では見逃せない利点です。
車
都心方面からは首都高速11号台場線「台場出入口」から約5分。横浜・羽田方面からは湾岸線「臨海副都心出入口」または10号晴海線「豊洲出入口」から約5分。千葉・葛西方面からは湾岸線「有明出入口」または豊洲出入口から約5分です。
駐車場
有明パークビルの駐車場は、来訪者にとって重要な選択肢です。
項目 | 内容 |
|---|---|
台数 | 約250台(車椅子用3台) |
フロア | 地下1階〜地下3階 |
営業時間 | 24時間 |
料金 | 最初の1時間500円、以降30分ごとに250円 |
高さ制限 | 2.1メートル |
有明アリーナや有明コロシアムが来場者用駐車場を持たないのに対し、ここは24時間営業の約250台を備えています。ただし高さ制限2.1メートルは要注意で、ルーフキャリアを積んだ車やハイルーフ車は入庫できません。展示会の搬入で背の高い車を使う場合は、別の手段を検討する必要があります。
6. 有明の似た名前のビルとの区別
有明エリアには紛らわしい名前のビルが集中しています。訪問前に整理しておくと、当日の迷いを防げます。
有明パークビル(有明3-7-11):本記事の対象。ホテル・オフィス・レストランの複合ビル。国際展示場駅から徒歩約2分
有明フロンティアビル(有明3-7-26):ツインタワーのオフィスビル。ゆりかもめ東京ビッグサイト駅とデッキ直結
有明セントラルタワー(有明3-7-18):地上20階の大規模オフィスビル
有明センタービル(有明3-4-2):地上7階のオフィスビル
TFTビル(東京ファッションタウンビル):ホール・会議室を備えた複合ビル
タイム24ビル:オフィス・研修室を備えたビル
いずれも東京ビッグサイト周辺に集まっており、TFTビル・タイム24ビル・有明パークビルは東京ビッグサイトの「近隣施設」として同社サイトで案内されています。会議室や研修室を探している場合はTFTビルやタイム24ビル、宿泊とレストランならパークビル、という使い分けになります。
7. 利用シーン別の使いこなし
展示会に出展する場合 ホテルを押さえられれば、会場まで徒歩3分で往復できます。パッキング&ドレッシングルームがあるため、最終日にチェックアウトしてから撤収作業に入る、という段取りも組みやすくなりました。懇親会はそのまま館内のレストランで完結します。
来場者として訪れる場合 アトリウムは待ち合わせ場所として分かりやすく、混雑時の避難場所にもなります。デイリーヤマザキとセブン銀行ATMがあるため、飲み物の補給や現金の引き出しも館内で済みます。
海外からの来訪者を迎える場合 成田空港からリムジンバスが建物前まで直行します。ホテル・オフィス・食事が一体である点は、案内する側の負担を大きく減らします。
車で来る場合 24時間営業・約250台の駐車場は貴重です。ただし高さ制限2.1メートルと、大型イベント時の混雑には注意してください。
まとめ
有明パークビルは、東京ビッグサイトの運営会社が自ら建てた、コンベンション機能を支えるための複合ビルです。ホテル830室、多彩なレストラン街、基準階約535坪のオフィス、24時間の駐車場、そして駅から徒歩2分という立地。1999年の開業から四半世紀を経て、いま客室とロビーの大規模リニューアルによって次の段階に入っています。
押さえるべき実務ポイントは3つです。駐車場の高さ制限は2.1メートル、レストランの営業時間は公式PDFで最新版を確認、そして成田からのリムジンバスは建物前まで直行。この3点を知っているだけで、有明での一日の組み立てはずいぶん楽になります。
※本記事の施設情報・料金・営業時間は公開情報にもとづきます。最新の情報は東京ビッグサイト公式サイトおよび各施設にご確認ください。
アクセス
住所
東京都江東区有明3丁目7−11
アクセス
ゆりかもめ国際展示場正門駅徒歩3分、有明駅徒歩2分、りんかい線国際展示場駅徒歩2分
